打ったデータを外へ出さない安心設計

多くの日本語入力は、統計の送信や辞書の同期、更新の確認のためにインターネットと通信します。Kodama IME は、その通信をいっさい持たない設計です。

日本語入力インターネットとの通信
Apple 標準の日本語入力あり。「Mac の解析情報を共有」に同意すると、キーボードの予測候補に関わる統計を、個人を特定できない形に加工して Apple に送ります。iCloud にサインインしていると、テキスト置換を他の端末と同期します。
Google 日本語入力あり。更新の確認のため、Google のソフトウェア更新の仕組みが常駐して通信します。利用者が選ぶと、使用統計と障害レポートも送ります。入力した文章は送らない方針です。
ATOK for Macあり。使い始めるときにインターネット接続が必要です。アカウントにログインすると、学習情報の同期やクラウドを使う変換機能を使えます。
Kodama IMEなし。インターネットにつながない、完全ローカル動作の設計です。

他の日本語入力が何を送るかは、各社の方針と設定で決まります。Kodama IME は通信する機能そのものを持たないので、設定の行き違いや未知の不具合があっても、打ったものが外へ出る経路がありません。ここに挙げた中で、インターネットにつながない日本語入力は Kodama IME だけです。

各社の記述は 2026 年 10 月時点の公式資料に基づきます:Apple(解析情報、テキスト置換の同期)、Google(プライバシー)、ATOK(利用開始時の接続、クラウドサービス)

軽くて、賢くて、外に出さない

登録もアカウントも不要。入力ソースに追加すれば、すぐに使えます。

Kodama IME のしくみ

軽くて速い

Kodama IME は、変換・学習・候補の表示を 1 つのプログラムで受け持ちます。キーを押すと、別のプログラムやサーバーを経由せずに、その場で答えを返します。

330 万語の辞書は、メモリへ丸ごと読み込む代わりに、ファイルから必要な箇所だけを引いて使います。辞書が大きくてもメモリを多く使わず、入力ソースを切り替えた直後から変換できます。打っていない間は CPU をほとんど使わないので、電池にもやさしい作りです。

使うほど覚える

候補を選んで確定すると、その文節(「はしを」→「箸を」)と中心の語(「はし」→「箸」)の両方を覚えます。中心の語でも覚えるので、「はしが」「はしで」も次から「箸」になります。最後に選んだものが勝ち、「橋」と「箸」を交互に使えば、そのたびに先頭が入れ替わります。

文節の区切りを直して確定すると、区切りそのものを覚えます。「あるきがします」を「ある|気が|します」に直せば、次から同じ並びはその位置で切ります。

間違えて覚えさせたものは、変換中に Shift+Delete で忘れさせられます。その文節は学習なしで変換し直されます。

学習は ~/Library/Application Support/Kodama IME の learning.tsv(語)と segments.tsv(区切り)に、確定のたびに保存します。中身はテキストなので開いて確かめられ、ファイルを消せば学習も消えます。それぞれ最近使った 1 万件までを覚えます。

英単語は英単語のまま

かなにならない綴りが残る入力(apple → あっpぇ)や、Shift を押して英字を混ぜた入力(iPhone)は英単語とみなし、文節に区切らず、打ったとおりの英字を先頭の候補にします。前に別の表記を選んで覚えていれば、そちらが先に出ます。

入力の途中で Shift を押して英字を打つと、確定か取り消しまで、その後の英字もかなにせずに並べます。どの文節の候補にも、ひらがな・カタカナ・半角と、打ったキーから作った英字(a / A / a / A)が入ります。

読みで絵文字・記号

読みから絵文字と記号を選べます。漢字の候補の後ろに並ぶので、普段の変換の邪魔をしません。

読み候補
やじるし→ ← ↑ ↓
こめ※
かっこ()「」【】
かっこひらき / かっことじ片方だけの括弧

「やじるしを」→「→を」のように、助詞が付いた読みからも出ます。一度選べば、次からは先頭に出ます。絵文字は、お使いの Mac で 1 つの絵として表示できるものだけを候補に出します。

キー操作

キー入力中変換中
英字ローマ字をかなにして、カーソルの位置に入れる今の候補を確定し、新しい入力を始める
Shift+英字以後の英字をかなにせず、そのまま並べる(確定・取り消しまで)今の候補を確定し、新しい入力を始める
Space入力全体を文節に区切って変換選択中の文節の次の候補
↓ / ↑-次 / 前の候補
← / →入力の中でカーソルを動かす選択する文節を移す
Shift+← / →入力の中でカーソルを動かす選択中の文節を 1 文字縮める / 伸ばす
Returnかなのまま確定全文節を確定
Shift+Delete-選択中の文節で覚えたことを忘れ、変換し直す
Deleteカーソルの前の 1 文字を消す入力に戻る
Esc入力を取り消す入力に戻る
Shift+Space全角空白-

英数キーで ABC、かなキーで日本語に切り替わります。入力メニューからも切り替えられます。メインキーボードの数字・記号は全角、テンキーは半角で入ります。

自分で単語を足すときは、入力メニューの「ユーザ辞書を編集...」で辞書編集アプリを開きます。足した語は内蔵辞書のどの語よりも先に出ます。

インストール

  1. Kodama-IME-1.1.1.pkg をダウンロードして開きます。
  2. インストーラの案内に従います。Mac の全利用者が使えるように入るため、管理者のパスワードを求められます。
  3. システム設定 > キーボード > 入力ソース > 編集 で「+」を押し、日本語 > Kodama IME の「日本語 (Kodama)」と「ABC (Kodama)」を追加します。
  4. メニューバーの入力メニューで Kodama IME を選べば使えます。

Kodama IME は Kodama & Co. の Developer ID で署名され、Apple の公証を受けています。新しいバージョンは、そのまま上から入れ直すだけで更新できます(入力ソースの追加は不要です)。

アンインストール

入力ソースから Kodama IME を削除し、/Library/Input Methods/Kodama IME.app を消します。学習とユーザ辞書も消すときは ~/Library/Application Support/Kodama IME を削除します。

辞書

Google 日本語入力のオープンソース版である Mozc の辞書に、Mozc に無い語を集めた Mozc UT 辞書を加えています。人名・地名(日本郵便の郵便番号データ)・新語や固有名詞・Wikipedia の記事名まで収録しています。

Kodama IME は次の辞書を同梱しています。辞書はそれぞれのライセンスに従います。ライセンスの全文はアプリの中にあり、入力メニューの「Kodama IME について」で一覧を確認できます。

辞書ライセンス
Mozc のオープンソース辞書(IPAdic・沖縄辞書を含む)BSD 3 条項ライセンスほか
地名(日本郵便 郵便番号データ)パブリックドメイン
人名Apache License 2.0
SudachiDict(Works Applications)Apache License 2.0
mecab-ipadic-NEologdApache License 2.0
Wikipedia 日本語版の記事名CC BY-SA
EDICT2(Electronic Dictionary Research and Development Group)CC BY-SA 4.0
SKK 辞書GPL 2.0 以降
alt-cannadicGPL 2.0

Mozc UT 辞書は UTUMI Hirosi 氏が編纂しています。

バージョン

バージョン公開日主な変更とダウンロード
1.1.1 2026.10.07
  • 英語と日本語が混ざった言葉を打ちやすくした
  • 変換し直した言葉を覚え、次から正しく出るようにした
  • 英単語の書き方を覚えるようにした
  • 辞書を見直し、変換を正確にした
  • 「Kodama IME について」の画面が、ほかのアプリの後ろに隠れることがあった問題を直した
  • Mac を英語で使っているときは、メニューを英語で表示するようにした
Kodama-IME-1.1.1.pkg(43.8 MB)
SHA-256 6c0a0a6e44a59189125f734f27fc127702edd6ab9769fba008a4cc4eb16111f6
1.1.0 2026.10.06
  • 最初の公開版
Kodama-IME-1.1.0.pkg(44.1 MB)
SHA-256 fa8f0a68de4e5fbf4e0466bdad59934635ffd472c7326386b5db8f081e286b24

ダウンロードしたファイルの確認(ターミナル):

shasum -a 256 ~/Downloads/Kodama-IME-1.1.1.pkg
動作環境
macOS 14 Sonoma 以降
対応 CPU
ユニバーサル(Apple シリコン / Intel)
価格
無料
使用許諾
Kodama IME License(英語) - 個人・業務とも無料。改変せず無償であれば再配布できます
提供
Kodama & Company, Inc.

思いついた文を、そのまま打つ

macOS 14 Sonoma 以降で無料。ご質問・不具合のご報告はお問い合わせから。

Kodama IME 1.1.1 をダウンロード

Kodama IME のご利用には使用許諾(英語)、利用規約、アプリケーションプライバシーポリシー(英語)が適用されます。